HEROES【Netflix】【Amazon】【U-NEXT】【Hulu】
あらすじ
超能力者をテーマにしたSF番組。
アメリカ、インド、日本。遠くに離れた全く別の土地で、人々に突然、空中飛行、肉体再生、未来予知、時空操作などの特殊な能力が備わり始めた。
自分の使命を感じる者、
自分の能力を恐れひた隠しにする者、
自分の能力を悪用する者。
それぞれが自らの能力に人生を変えられていく。
そして、相手の能力を奪う殺人鬼「サイラー」と2008年11月8日に起こると予言された「ニューヨーク核爆発」それらを阻止しようと、全くつながりのなかった能力者たちが集い始める。
2015年には「HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン」として全13話にミニシリーズとして放送されている。
ドラマ「HEROES Rebornヒーローズ・リボーン」日本版予告編
こんな人におすすめ
- スーパーヒーローが好きな人
- ヒューマンドラマが見たい人
- アクションドラマが好きな人
- 日本人が活躍しているドラマが見たい人
- 英語を勉強している人
メインキャラクター
ピーター・ペトレリ
俳優;マイロ・ヴィンティミリア
日本語声優;竹若拓磨(シーズン1−3)坂口周平(シーズン3ー4)
他の能力者の能力をコピーする能力を持っている。ある意味最強の能力。
ホスピスケア専門の看護師。
自分の能力に気がついてからは、何かいいことをする運命だと信じて、行動し始める。
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ヒロ・ナカムラ
俳優;マシ・オカ
日本語声優;藤原健一
時空操作の能力を持ち、時間を止めたり、タイムトラベルができる。
東京で働くプログラマ。
父の経営するヤマガト工業で働いている。スタートレックが好きなオタク。
名前を漢字で書くと「中村広」
タイムトラベルしたときに将来、ミューヨークで爆発が起きることを知る。
それをきっかけに同僚のアンドウと共に「世界を救う旅」に出る。
クレア・ベネット
俳優;ヘイデン・パネッティーア
日本語声優;田代有紀
不死身の身体を持つ、チアリーダーをしている女子高生。
子供の頃養女としてベネット家に引き取られた。
自分の能力に気がつき、その秘密を知るため、生物学上の両親に会おうとする。
彼女の能力が未来を左右する重要な役割を担う。
ネイサン・ペトレリ
俳優;エイドリアン・パスダー
日本語声優;青山穣
ピーターの兄。飛行能力を持つ。
下院の選挙に立候補し、選挙活動を行なっている。
ピーターとは対照的な性格で、現実主義者。
自身の能力を自覚しているが、よほどのことがない限り、使うことはない。
モヒンダー・スレシュ
俳優;センディル・ラママーシー
日本語声優;村治学/津田健次郎
インド出身の能力者を研究している遺伝子学者。
特殊な能力を発揮する遺伝子の研究をしていた父が不慮の死を遂げたため、父の研究と死の真相を追い始める。
基本的には善良な人間。
ニキ・サンダース
俳優;アリ・ラーター
日本語声優;田村真紀/浅野まゆみ
服役中の夫とを持つ主婦。
一緒に暮らしている息子のマイカを私立の学校に通わせるためにお金の苦心をしている。
次第に自分の中のもう一人の人格の存在に気がつき戸惑っている。
ニキはニコールの愛称。
個人的に注目してほしいキャラクター
アンドウ・マサハシ
俳優;ジェームズ・キーソン・リー
日本語声優;間宮康弘
ヒロの同僚。
不真面目な性格で仕事中にゲームをしたり、インターネットでストリップを見たりしている。
英語が得意なため、ヒロの通訳として共に行動する。
最初はヒロの能力や「世界を救うための旅」に対して否定的だが、ヒロが落ちこんでいるときには協力したり、励ましたりと友達想いな面がある。
登場当初は普通の人間だったが、のちに能力に目覚める。
アンドウの能力は体から紅い光を発し、それに触れた能力者の特殊能力を一時的に増幅することができる。
ちなみにアンドウは苗字ではなく、名前。漢字表記は「安藤」。
感想( 私見のみネタバレあり)
タイトルからして、アメリカンヒーローの二番煎じだと、ずっと、たかを括っていました。
アベンジャーズみたいなかんじでしょ?って思っていたので、「見なくてもいいや」とずっと見ていなかった作品でした。
最近、気になるものはだいたい見尽くしてしまった時、「1話だけ試しに」と 見始めたのです。
しかし、これが面白くて、ハマってしまいました。
よくよく調べてみると、アメリカではかなり人気のあったドラマのようで、「24」と視聴率を争い、同じ時間帯に放送されたときには「24」を上回る視聴率を記録したとのこと。
そりゃ、面白いはずです。
とりあえず1話だけでも、見てみる価値はあります。
このドラマは、ヒーローが悪役を倒すという内容ではありません。
「スーパーマン」や「スパイダーマン」のようなコスチュームを着たヒーローは出てきません。
このドラマに出てくるのは、特殊能力に目覚めてしまった普通の人間たちです。
ある者は自分を「特別な人間」だと言って、世界を救おうとし
ある者は自分を「化け物」だと言って、能力を隠して生きようとする。
もちろん、いい事ではなく悪い事をするために能力を使ってしまう者も出てくる。
能力者の存在を知った、能力を持たない人間たちの反応もさまざまです。
そんな人間模様を描いているので、特殊能力者というヒーロードラマでありながら同時に、ヒューマンドラマでもあります。
そこが最大の魅力でしょう。
このヒーローズで最も人気のあるキャラクターは
不死身のチアリーダーではなく
最強のコピー能力者である看護師でもなく
空飛ぶ政治家でもありません。
それは時空を操る日本人。ヒロ・ナカムラです。
製作側としてはヒロは能力者キャラの中では脇役だったと私は思うのです。
少なくとも人気No.1になるキャラとして作ってはいないでしょう。
多分、想定としては、最強のコピー能力者と言えるピーター・ペトレリが第1主人公だったと思うのです。
または不死身のチアリーダーか。
アメリカのドラマですし、日本人が第1主人公になることはまずないでしょう。
ですが、蓋を開けてみるとヒロが大人気に。
ヒロの口癖「ヤッター」が流行るほどだったようです。
そんなふうに制作側の想定を超えて、人気になったキャラクターがいるドラマというのは、絶対に面白い。
しかもヒロは日本人キャラクターですから、日本の人はより親しみが持てます。
ヒロの時空を操作する能力は、時間を止められたり、タイムトラベルができたり、他のどんな能力よりも強力です。
ただ、ヒロはなかなかその能力をコントロールできません。
思いもかけない場所や時間にタイムトラベルしてしまうこともしばしば。
そんな不安定な能力ですが、彼はそれを身につけたことを知ると、大変喜びます。
なぜなら彼は純粋すぎるオタクだから。
そして彼は、会社を休み、憧れていたヒーローたちのように「世界を救う」ことを始めるのです。
能力に目覚めた人たちが、人間らしくその能力に戸惑い、人生を振り回される中で、ヒロだけは、どこまでも純粋です。
能力は悪いことには使わない
能力は世界を救うために使う
不安定でおぼつかない能力を使って懸命に世界を救おうとします。
そんな姿は思わず、応援したくなる気持ちにさせられます。
それは、ヒロ能力が「無敵」や「最強」とは言い難い、不完全な能力のだからこそです。
個人的に注目して欲しいキャラクターとして
ヒロの同僚である、旅の共「アンドウ君」を推しておきます。
英語が堪能なアンドウは、ヒロに頼み込まれて「世界を救う旅」をするため一緒にアメリカに渡ります。
英語は堪能ですが、日本のサラリーマンにしては、かなり不真面目な性格をしています。
ヒロの能力を使ってギャンブルしたり
仕事中にストリップ動画を見たり
真面目で純粋なヒロと正反対とも言える性格ですが、そこがいいコンビです。
この二人の日本人がこのドラマのコミカル要素として、重くシリアスになりすぎないドラマ展開を支えています。
アンドウは能力を持たない人間としても、
能力者に対して過度に拒絶したり、理想を押し付けたりせず、ある意味すごくフェアな人です。
彼こそ素敵な「大いなる凡人」です。
そんな彼ですが、実はアンドウというのは、苗字ではなく名前です。
苗字はマサハシです。
「そんな名前の日本人いねーよ」と突っ込みたくなりますが、そのくらいの日本感でこのドラマは進んでいきます。
そこが逆に面白いと思える人にはオススメです。
それが耐えられない人にはあまりお勧めできないかも。
シーズン1はほとんどアメリカが舞台なので気になりませんが、シーズン2では中世の日本が登場します。
そのシーンは、アメリカ人の想像上のJAPANだなって感じです。
こんな人におすすめ 評価(おすすめ度・スキ度)
オススメ度⭐️⭐️⭐️⭐️☆
どんどん続きが気になる展開は、おすすめ度が高いポイント。
日本人が活躍しているのも、親しみやすくて、海外ドラマ初心者の人にもおすすめできます。
ただ、アメリカ人が想像するJAPANなので、歴史的・文化的に正しいとはとても言えない。その点がどうしても気になる人にはマイナスです。
ファンタジー要素が強いのも、見る人を選ぶかも。
私的スキ度❤️❤️❤️♡♡
個人的には、ヒロ以上に好きになれるキャラクターがいないことはマイナス。
やっぱり、どうせ海外ドラマを見るなら、外国人のキャラクターに活躍してほしいです。
ドラマの中でよく聞かれる「運命論」的思考「特別な力のある人は、より大きな責任を果たさなければならない」 という考え方が、個人的にはあまり好きじゃ…
情報一覧
制作国 |
アメリカ🇺🇸 |
ジャンル |
ヒューマンドラマ |
作成年 |
2006ー2010(完結) |
シリーズの長さ |
シーズン4 |
話数 |
77話 |
各話の長さ |
42分 |
オリジナル言語 |
英語 |
日本語 |
吹き替え🈶 |
英語 |
オリジナル |
その他の言語 吹き替え |
なし |
その他の言語 字幕 |
なし |
見られるサブスク |
Netflix(シーズン1−4) |